長年の逆流性食道炎による呑酸感
症状

60代
医療機関で逆流性食道炎と診断され、胃酸を抑える薬と胃粘液の保護薬を処方されていたが、改善は見られず、当院に来院。
主な症状は胃付近の違和感や気持ち悪さと喉や口の中の呑酸感(酸っぱいものが上がってくる感じ)。
症状は10年ほど前から始まり、胃痛を伴っていた。食事中は一時的に楽になるものの、それ以外の時間はほぼ常に呑酸感を感じており、日常生活において気持ち悪さを伴っていた。
また、身体全身のコリ感や硬さも感じており、肩こりや背中の痛み等も感じる。
施術の内容と経過
施術頻度:週1回~2週に1回
緩和までの施術回数:5回
来院時、口の中や喉の呑酸感が強く訴えられた。
施術は手足のツボに使い、初回施術後には呑酸感が薄れてきたとの反応があった。
2回目以降は、初診時と同様の症状が戻っていたため、同様の施術に加え、唾液の量が普段より多く出ていることに対して追加して施術を行った。「胃のつり上げ」の自己調整法の指導も行った
施術を重ねるごとに呑酸感が少ない期間が長くなり、唾の量も緩和されていった。
大幅な改善までには約5回の施術を要し、施術期間中には軽度の再燃があったが、コントロールしながら施術を続けた結果、1か月程空けても再燃しなくなった。
使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。
