声が出しにくい、枯れている感覚がある
症状

30代
声が出しにくい感覚があり、喉に痛みは見られない。
症状は10年以上前から続いており、日常的に変動はないが、周囲の人から声が聴きとりにくいと指摘されることがある。
耳鼻科での診断では喉に異常は見られず、鼻づまりを感じることもある。
首を伸展する際に喉周りに違和感やつっぱりを感じることが確認され、発声に影響があることが示唆された。
施術の内容と経過
施術頻度:週1回
緩和までの施術回数:3回
初診時、患者は首を伸展する際に喉周りの違和感を強く感じており、声の出しにくさが顕著でした。初回の施術では、手足と頭部に鍼を施し、施術後には声が出しやすくなったと感じてもらえました。
2回目以降も同様の施術を継続しながら、横隔膜の動きを改善する施術を追加しました。施術を重ねるごとに症状は改善し、時間経過によって多少の戻りは見られるものの、施術を行うたびに楽になる時間が長くなっていきました。特に、2回目の施術では大幅な改善が見られ、発声のしやすさが向上しました。
その後、首の筋肉の緊張が再び確認されましたが、緊張を緩和する施術を行った結果、声の出しやすさがさらに向上しました。施術を通じて、声の出しにくさに対する効果的なアプローチが確認できたため、今後も定期的な施術を行い、症状の再発を防ぎながらさらなる改善を目指す方針です。
使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。
