朝起きた時のぎっくり腰
症状

40代
起床時のぎっくり腰をきっかけに左右の腰部に強い痛みが出現
発症から2週間経過し、右の骨盤周辺に持続的な痛みが残存
座位での痛みに加え、前屈・後屈動作時に疼痛が増強
夜間痛により睡眠が妨げられていた
整形外科では異常所見なし、整骨院・整体での治療も十分な改善が得られず
歩行を伴う業務に支障が出ており、勤務時間の短縮や一時的な休職を強いられた
施術の内容と経過
施術頻度:週2回
緩和までの施術回数:2回
初診時には、座位での疼痛と前屈・後屈時の痛みの増強が確認された。急性期であったため、患部への直接刺激は避け、手足のツボを中心に施術を実施。初回施術後には持続的な痛みが軽減し、前屈時に軽度の痛みは残るものの、動作に伴って徐々に改善がみられた。
鍼施術に加え、症状の再発防止のために股関節の屈曲の自己調整法を一緒に行うと腰の痛みも更に軽減された。
2回目の施術では、骨盤の動きを詳細に評価し、初回と同様に遠隔部のツボを活用した施術を実施。その結果、さらなる症状の改善が得られ、起床時の痛みも消失。仕事への完全復帰が可能となった。
ぎっくり腰の施術は局所に鍼や整体の施術を行うのは本人としても恐怖心が強い上に痛みが悪化するリスクもあるため、遠隔での施術を行いました。
使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。
