声のかすれを伴う喉の詰まり感と首の緊張
症状
60代 女性
1か月前から喉の違和感と頸前面の緊張感を訴えて来院
2か月前に新型コロナウイルス感染症に罹患
回復後すぐに仕事を再開し、喉が詰まるような感覚が出現
症状は1日中持続し、変動はみられなかった
声を出す仕事に従事しており、声がかすれたり大きな声が出にくくなるなど業務に支障
医療機関で慢性上咽頭炎の疑いと診断され、Bスポット療法を受けるも大きな改善は得られず
後鼻漏および左耳の痛みを時折認める
施術の内容と経過
施術頻度:週1回
緩和までの施術回数:3回
初診時には頸部前面、特に左側に強い緊張が触知され、頸部の屈曲・伸展動作では右側に痛みが確認された。手足のツボに対する鍼施術を行ったところ、初回施術後には「声が通った感じがする」との変化を訴えた。
2回目以降も同様の施術方針を継続しつつ、頭部の熱を下げる目的の処置を追加した。施術を重ねるごとに、喉の詰まり感は徐々に軽減し、楽に感じられる時間も次第に延びていった。なお、施術期間中にお菓子を多く摂取した翌日には症状の軽い再燃があったものの、3回の施術で全体的に大きな改善が見られた。
本症例では、感染後の自律神経の不調によって引き起こされたと考えられる喉の違和感に対して、鍼による自律神経調整が効果的に作用したと考えられる。
使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。

