長年患っている過敏性腸症候群(腹部膨満感、食欲不振、下痢)
症状
40代
約20年前から過敏性腸症候群の疑いがあり、緩解と増悪を繰り返していた
2週間前から症状が増悪
腹部膨満感・食欲不振
便秘と下痢を繰り返す・便意切迫感
ストレスを感じると症状が強くなる傾向
消化器内科で過敏性腸症候群の疑いとして整腸剤や胃薬などを処方されているが改善を実感できていない
施術の内容と経過
施術頻度:週1回
緩和までの施術回数:8回
来院時の触診では腹部に硬結が確認されたため、手足および背部のツボに対して鍼灸施術を行った。初回施術後は2日間ほど症状が軽減し楽な状態が続いたが、その後再び食欲不振、腹部膨満感、下痢症状が出現した。
2回目以降は腹部の硬結をより詳細に触診し、それに対応するツボを選択して施術を行う方針とした。施術を重ねる中で症状は一進一退を繰り返しながらも徐々に緩和していった。施術期間中にはバリウム検査後に一時的な症状の悪化がみられたが、その後も継続的な施術により再び緩解へと向かった。
最終的に8回の施術を経て、腹部症状や食欲不振、便通異常は大幅に改善し、日常生活への支障も軽減した。本症例では、腹部の硬結に着目した評価と、それに対応するツボへの継続的な施術が症状の改善に寄与したと考えられる。長期間にわたり増悪と緩解を繰り返していた過敏性腸症候群様症状に対して、鍼灸施術が有効に働いた症例であった。

使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。

