潰瘍性大腸炎患者の腹痛に伴う軟便と便秘の症例
症状
20代
医療機関で潰瘍性大腸炎と診断されている。
約3か月前から、へそ周辺・下腹部・季肋部周囲に痛みが出現。
特に雑踏地区など人混みの多い場所で症状が悪化し、
腹痛、軟便、腹部膨満感が強くなり、トイレに行かざるを得ない状況になる。
症状の影響で、日常生活や仕事に支障をきたし、外出が制限される場面もあった。
医療機関からは免疫抑制剤が処方されたが、十分な効果は見られなかった。
加えて、肩こりの症状も併発していた。
施術の内容と経過
施術頻度:週1回
緩和までの施術回数:6回
初診時の触診時 頸部の伸展時に痛みがあり 腹部(特にへそ周囲)に強い硬結を確認。
初回施術では、手足のツボに鍼を実施。
大きな変化は見られなかったが、2回目以降も同様の施術を継続。
施術を重ねるごとに、トイレの回数や腹痛の頻度が減少し、症状が改善。
6回目の施術を終えた段階では、施術間隔を空けても症状が安定するようになった。
ただし、2週間以上間隔を空けた場合には再発することもあった。
施術期間中、出雲スケールを用いて症状の変化を記録し、客観的に経過を把握。
薬物療法との併用により、症状の早期回復が図れたと考えられる。
特に、腹部の硬結に対する施術が効果的であり、今後は再発防止のための適切な施術間隔の維持と、肩こりへの対応が重要である。

使用したツボ
このページの著者
著者:藤枝 聖也
資格
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
所在地
名古屋市千種区池下1丁目4−15 川辺318ビル 5階B号室
えだは鍼灸マッサージ院 院長
専門
自律神経症状に特化した鍼灸マッサージ
紹介
3歳の子どもから高齢者まで、幅広い患者さまの症状に対応してきた経験を持つ治療家です。肩こりや腰痛などの慢性症状から、難治性の消化器疾患を含む自律神経に関連する症状まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適な施術で改善を目指しています。
また、自身も「潰瘍性大腸炎」「過敏性腸症候群」「慢性上咽頭炎」といった病気や症状と向き合いながら生活しており、患者さまの気持ちに寄り添った治療を心がけています。

