手根管症候群 神経痛 握ると痛い 名古屋の在宅訪問鍼灸マッサージ えだは鍼灸マッサージ院

症例一覧

手根管症候群 神経痛 握ると痛い

50代

症状:手首を曲げると痛い
はさみを持つときが一番痛い

検査:上部胸椎可動性検査
指の可動域検査
手関節可動域検査

施術内容:家事や仕事で物を持つときに母指に痛みがあり施術を希望。

慢性的な肩こりもあり、上背部の緊張が強い。
前腕前面も強い緊張があり、触るだけでも痛みが走るとのこと。

T1周囲の緊張を取るために刺鍼
手三里、脳戸、百会にも鍼灸施術を行い、
動きの確認をすると痛みが8→3程に減少

3回目の施術で痛みはなくなり施術は終了しました。

膝の痛み 歩行時痛

80代

症状:歩行時に膝の痛みが強く長い距離歩けない。
膝を曲げる動作は痛みがなく、伸ばす時に痛い。

検査:膝関節 伸展-10° 屈曲内旋0°
股関節 外転30°で痛み 屈曲110° 立位伸展5°
臀部  膝根に圧痛

施術内容:歩行時に足をついた際と蹴り出しの際に痛みが出ていることが主訴ですが、股関節の可動域制限も強く、後ろに足を引けていない状態で大腰筋を使って蹴り出せていないと膝の負担が大きくなってしまうため、股関節、臀部の施術から開始。
1回目:膝根、次髎に鍼灸施術。膝の疼痛部位に対応するT9(1.5)にも鍼灸施術
膝を伸ばしきれていないために、膝の前面の大腿四頭筋に負担がかかってしまっているため、後面の大腿二頭筋の拘縮の改善のために委中、腰眼に鍼灸施術。
施術後、立位時の痛みは減少、歩行の痛みは大きな変化はないが、3歩に一回痛いような状態となりました。

2回目~ 1回目と同様の施術に加え、内側側副靭帯の導引と膝の膝の中心作りを鍼灸施術後に行い、施術後「足が軽くなった」という感覚が入ることで、日常動作での歩行に前向きに取り組んでもらえるようになり、筋力の低下を防ぐことが出来た。

15回目~ 歩行時の痛みが少なくなり、特定の動作時の痛みのみが残っているが、屋内動作の安定、外出に向けたリハビリを今後することで、前の生活に復帰するために今後も施術を継続している。

変形性膝関節症 腰から膝にかけて痛い

90代

症状:30年前に病院で変形性膝関節症と診断を受けたとのこと。
転倒してから患側のみ腰から膝の外側にかけて痛みがある。
転倒以前から両膝、膝蓋骨周囲が痛い。

検査:仰臥位にて膝関節屈曲80°で膝に痛み、臀部も痛い。
股関節内旋5°で痛み。
座位にて下肢屈曲健側は60°、患側は力を入れただけで腰が痛い。
体幹回旋患側10°で痛み、健側30°で痛み、伸展5°で痛み

施術内容:1回目
腰の痛みが強いため、腰痛に関連するツボを中心に選択。
中腰、足三里、築賓、飛揚、臀中川に刺鍼。
体幹回旋痛は緩和し、60°まで痛み無し、伸展も10°まで痛み無し。
股関節屈曲痛は残存

2回目~
疼痛の状態変わらず、翌日には痛みが戻っているとのこと。
週三回で施術を行う。

7回目~
状態が変わらず、施術方針の変更。
腰痛よりも下肢の動きを中心に改善していく方向に切り替え、
中腰、豊隆、光明、膝根、膝眼裏(外)に刺鍼。
腰の痛みは残存しているが、座位での下肢屈曲動作痛は軽減し、10°上がるようになった。
その後股関節マイクロけん引法を行い、股関節の調整を行った所、
腰の痛みも軽減し、伸展動作痛も軽減。

15回目~
痛みがない日が少し出てきて、活動量も増やすことが出来た。
食事もあまりとれていなかったが、動くことで食欲も出た関係で、体の状態も安定傾向になった

2カ月後~
当初通っていたデイサービスに復帰することが出来、喜んでもらえた。
膝の痛みは変形の度合いが重度なため、残存するが、歩行は可能となった。
リハビリ後の筋肉の疲労と痛みの改善のために施術を継続して行う。

腰の痛みのみを見ずに近接関節をしっかり評価していたおかげで、施術方針を早い段階で切り替えることが出来た。

パーキンソン病 背中が痛い

80代

症状:病院でパーキンソン病と診断 ヤール2度で軽度の症状。
背中の痛み
腕を上げると肩が痛い。

検査:体幹伸展時痛
肘関節屈曲痛
頚部回旋、伸展、屈曲痛
肩関節屈曲60°

施術内容:1回目
肩背部のコリが強く、肩関節屈曲時に肩甲骨がほとんど動いていない状態。
玖路、秩辺、承山、T4(1)、曲池に刺鍼。
肩甲骨返し、コリ抜き(四手)をしたところ、痛みが10→5に肩関節屈曲60°→120°に変化

2回目
屈曲時痛は減少しているが、角度は60°に戻っている。
同様の施術をし、120°で痛みは3くらいの弱い痛みに変化

4回目
肩関節屈曲の角度も戻らず、ダルさがあるとのこと。
背部のコリをしっかり確認し、骨盤に刺鍼したところ、ダルさも減少。

10回目
痛みが感じないとの事、背部のコリの改善のためにマッサージ施術で継続。

すくみ足歩行 腓腹部の痛み

50代

症状:パーキンソンのようなすくみ足歩行があるが、パーキンソンではないとの診断。
歩行時に腓腹部に痛み、長時間座位でも痛みが出る。

検査:肩背部に強い硬結、腕の鈍痛。
体幹回旋10°で痛み。
つま先立ち時も痛み。

施術内容:1回目
足関節背屈5° 仰臥位時底屈位になることから腓腹部の筋肉の影響が強い。
L2、3のコリが強く、圧痛も強い。
築賓、飛揚、中腰、下秩辺、肩稜に刺鍼。
施術後はあまり変化がなく、帰宅後から腓腹部の痛みが減少。

2回目~
同様の施術を行い、腓腹筋の導引を追加し、腓腹部のその場での緊張の緩和を図ったところ痛みの軽減、8→4位に変化

8回目
すくみ足の軽減、歩行時に地面から足が離れる時間を作ることが出来た。

20回目~
つま先立ちで痛みがなくなり、片足でつま先立ちを行ってもふらつきはあるものの痛みはなくなった。
すくみ足も施術後は軽減する状態になったが、まだ硬さがあるため、継続して施術。

パーキンソン病 座るときに膝が痛い

80代

症状:病院でパーキンソン病と診断されて軽度のすくみ足 ヤール3度とのこと。
振戦の症状は顕著には見られない。
座る際に膝の裏が痛い。
長距離歩いた際も膝が痛い。

検査:頚部回旋10°で制限 屈曲5° 伸展0°
頸の痛みは普段感じないが、可動域が非常に狭い。
体幹回旋30°で痛み 屈曲痛み無し、伸展5°軽度痛み
膝関節伸展-5° 伏臥位で屈曲60° 外回旋0°

施術内容:1回目
体幹、頚部の可動域が非常に硬いため、背中の硬さを取るために、骨盤から施術。
患側AS座骨(腸骨の前傾)EX腸骨(腸骨の外方変位)、下部頸椎の調整、患側股関節のマイクロけん引法を行った所、
伸展10°痛みは減少。
伏臥位で膝関節屈曲90°で痛みに変化

膝根と気海兪、築賓、飛揚、足三里に刺鍼。
座る時の痛みが軽度軽減。
刺激過多にならないように1回目の施術は終了。

2回目~
骨盤の可動性は前回終了時と変化がなかったため、骨盤の調整は最低限にし、
中腰、膝根、気海兪、足三里、百会に刺鍼。
腰の痛みは軽減したが、座る際の痛みは残存。

12回目~
座る際の膝関節の痛みは軽減。
長距離歩行時の痛みは残存。
歩行時の足関節の背屈動作が硬いため、歩行指導と共に足の縦折りと腓腹部のストレッチを行い、
膝を伸ばして足が付けれるように誘導したところ、膝の痛みも軽減。
筋肉が硬くなりやすいため、継続して施術。

パーキンソン症候群 手の振戦 膝の痛み

80代

症状:パーキンソン症候群と診断
安静時に手の振戦が強い
肩上部の痛み
長距離歩くと膝外側の痛み

検査:頚部回旋20°で痛み
体幹回旋30°で痛み 伸展-5°円背気味
膝関節伸展-5°
物を持とうと思えば持てるが、筆記は困難
飲み物もこぼしてしまうこともある。

施術内容:1回目
T1(1)、T4(1)、膝根、百会に刺鍼。
鍼が苦手ということで、途中から刺鍼ではなく施灸に変更。
T10(1.5)、四遂、臀蓋、陽池に施灸。
大腿骨前方変位の調整。
腓骨頭周囲に施灸したところ、振戦の度合いが「少なくなった気がする」とのこと

5回目~
筆記が可能になり、
膝関節の痛みも痛くなくなり、膝関節伸展0°になったことで円背がも改善され、体幹も伸展5°になり、背中も楽になったとのこと。
背中のコリのためにマッサージ施術を継続。

脊柱管狭窄症 足の裏がしびれる

80代

症状:整形外科で脊柱管狭窄症と診断を受け、足の裏に紙が張り付いた感覚があり、安心して歩けないとのこと。
圧迫骨折の既往があり、軽度円背がある。
歩行距離は100m位は歩けるものの、ふらつきがあり、怖い。

検査:体幹の回旋、前後屈をすると前後屈すると痛い。後屈は-5°
足関節も背屈5°でかなり硬い。
膝関節伸展も-10°、痛みはない。
円背があるため、歩行時も膝関節は屈曲位で足関節は背屈位になっており、すり足歩行のようになっている。
足底の踵に痺れはないが、それ以外の箇所が全体的にシビレ、感覚障害がある。

施術内容:1回目
ふくらはぎに強い硬結があり、足底に繋がるヒラメ筋、腓腹筋の緊張を緩めることを目的に
L2、L3の2線を中心に刺鍼したところ、左のみ「楽になった」とのことで、
右の腓腹部の硬結築賓、飛揚、下承山に刺鍼しました。
施術後は足が軽くなった感じがするとのことでしたが、シビレは残存しているとのことでした。

2回目
1回目と同様の施術に加え、腓腹筋の導引、膝関節の調整、足の縦割りを行ったところ
「貼ってあった紙が薄くなった気がする」とのことでした。

3回目~
朝起床時が一番感じるが歩いていると気にならない時もあるとのことで、週二回程施術を継続して行いました。

15回目~
調子が悪い時も稀にあるが、大分薄くなったとのことで、不調に合わせて施術内容を合わせて施術を継続しています。

脊柱管狭窄症 立っていると歩き始めると腰が痛い

80代

症状:立って20m程歩くと腰が痛い。
常時下肢特に膝から下の外側がシビレを感じる。
整形外科で脊柱管狭窄症と診断を受け、しばらくは痛くなかったが、転倒をきっかけに痛みが強くなった。

検査:体幹回旋時20°で痛み 前屈は痛みはないが、後屈-10°で動かない円背がある状態。
膝関節屈曲に制限なし、足小趾は触れても感覚がない。
蟹股、前傾姿勢でないと歩けない。

施術内容:施術1回目
腰部の緊張が非常に強いため、全体の緊張を取る目的で足三里、委中、大腰、承山に刺鍼
胸椎(T10番)(1.5)に強い緊張があり、刺鍼すると足のシビレ感が減ったとすぐに反応があった。
上体の後屈時の痛みは残るものの、シビレが減ったことで1回目の施術は終了

2回目~
歩行距離等の変化はないものの、足のシビレは減った状態のまま2回目の施術をすることが出来ました。
上記の刺鍼部位と加えて、
股関節内旋制限に対し、豊隆に刺鍼し、股関節マイクロけん引法を行った所、体幹回旋時の「腰の痛みが減った」とのこと。
後屈制限はあり、歩行時の痛みも残るため、週3回で施術の提案。

10回目~
歩行時20mで痛みがあったものが、100m程は歩けるようになったとのことで、更に距離を伸ばし、日常生活を以前のように送るために施術を続ける。

半年後~
痛みもあまり感じなくなり、早く歩くと痛みが出るくらいに改善出来た。

膝関節痛 立っていると痛い

30代

症状:長時間立っていると膝のお皿(膝蓋骨)が痛い。
しゃがみこめるが、残り10°程残りで痛みが出る。
歩き始めも少し痛い

痛みのきっかけは長時間歩きすぎたとのこと

検査:伏臥位で膝関節屈曲検査 90°で痛み
膝関節外旋制限
仰臥位で膝蓋骨検査 内上方、内下方痛み

L12付近硬結
足関節背屈制限 内反制限 距骨前方変位

施術内容:施術1回目
距腿関節(足関節)マイクロけん引法
距骨前方変位に対し、モビリーション
膝蓋骨内方制限のモビリゼーション
膝関節内旋制限に対し 中間位マイクロけん引法を行った所、屈曲検査は120°まで痛み無し
歩くと痛みがあったので、腰部の調整を行い、10段階の痛みが3になったとのこと

2回目~
膝関節の痛みの部位は変わらず、10段階の5になっているとのこと
同様の施術を行い、10段階の1になり、週一回ほどで継続して施術を行い、膝の痛みがなくなり、施術は終了しました。