変形性膝関節症 腰から膝にかけて痛い 名古屋の在宅訪問鍼灸マッサージ えだは鍼灸マッサージ院

症状別ページ

変形性膝関節症 腰から膝にかけて痛い

90代

症状:30年前に病院で変形性膝関節症と診断を受けたとのこと。
転倒してから患側のみ腰から膝の外側にかけて痛みがある。
転倒以前から両膝、膝蓋骨周囲が痛い。

検査:仰臥位にて膝関節屈曲80°で膝に痛み、臀部も痛い。
股関節内旋5°で痛み。
座位にて下肢屈曲健側は60°、患側は力を入れただけで腰が痛い。
体幹回旋患側10°で痛み、健側30°で痛み、伸展5°で痛み

施術内容:1回目
腰の痛みが強いため、腰痛に関連するツボを中心に選択。
中腰、足三里、築賓、飛揚、臀中川に刺鍼。
体幹回旋痛は緩和し、60°まで痛み無し、伸展も10°まで痛み無し。
股関節屈曲痛は残存

2回目~
疼痛の状態変わらず、翌日には痛みが戻っているとのこと。
週三回で施術を行う。

7回目~
状態が変わらず、施術方針の変更。
腰痛よりも下肢の動きを中心に改善していく方向に切り替え、
中腰、豊隆、光明、膝根、膝眼裏(外)に刺鍼。
腰の痛みは残存しているが、座位での下肢屈曲動作痛は軽減し、10°上がるようになった。
その後股関節マイクロけん引法を行い、股関節の調整を行った所、
腰の痛みも軽減し、伸展動作痛も軽減。

15回目~
痛みがない日が少し出てきて、活動量も増やすことが出来た。
食事もあまりとれていなかったが、動くことで食欲も出た関係で、体の状態も安定傾向になった

2カ月後~
当初通っていたデイサービスに復帰することが出来、喜んでもらえた。
膝の痛みは変形の度合いが重度なため、残存するが、歩行は可能となった。
リハビリ後の筋肉の疲労と痛みの改善のために施術を継続して行う。

腰の痛みのみを見ずに近接関節をしっかり評価していたおかげで、施術方針を早い段階で切り替えることが出来た。